フットサルで有効なドリブルテクニックに『ダブルタッチ』という技があります。
ダブルタッチは左右どちらかの足でボールをインサイドに動かして、素早く逆の足に当てて前へと押し出すことでディフェンダーをかわします。
ダブルタッチ自体はとてもシンプルな動きで相手をかわす技になりますが、フットサルやサッカーではドリブル突破を仕掛ける場面でよく使われています。
とはいえ、なかなかダブルタッチがどういう技かイメージがつきにくいか方もいると思うので、まずは以下の試合映像からみてください。
内容はFリーグ選手のダブルタッチだけをひたすら集めたものです。
動画ではプロ選手が実際の試合で使ったダブルタッチなので、完成度も高く一見難しく感じるかもしれませんが、一つ一つの動作をきちんと確認すればあなたもダブルタッチをマスターできます。
そこで次からは本格的にダブルタッチの基本をマスターしていきましょう。
ダブルタッチをマスターしよう
ダブルタッチは一瞬のうちに行われるツータッチにすべてが集約されています。
内側にズラしたボールにつられて一瞬ディフェンスの足がそろった瞬間に、即座にツータッチ目を前方に蹴りだし、同時に自分もディフェンスの脇を抜けていきます。
まずは、先ほど見てもらったダブルタッチ細かいの動きを丁寧に解説してくれている動画があるので、そちらで一連の動作のポイントを確認しましょう。
「ワンタッチ目を横に動かして、ツータッチ目で前に蹴りだす。」
ダブルタッチのポイントはこれですべてですので、何となくイメージが沸いたという方はさっそく練習してみてほしいと思います。
とはいえ、いきなり実践で試しても、試合では相手のプレッシャーでファーストタッチが小さすぎたり、ダブルタッチを仕掛けるタイミングが早過ぎだりして、ボールが相手ディフェンスの横や股下を抜けずに当たってしまうことが多々あるので、初めのうちはコーンやマーカーを敵に見立てて、それを自分のタイミングのツータッチをかわせるように練習をしましょう。
また動画中でも解説がありましたが、併せて意識したいのが、ファーストタッチでインサイドに当てたボールの動き幅が大きければ大きいほど、相手をかわしやすくなるということです。
最初のうちは細かいタッチの方がやりやすいので、それでダブルタッチができたような気になってしまいますが、実践では相手ディフェンダーの横幅や股の空き具合を考慮して繰り出さなければ上手く決まらないので、ファーストタッチはできるだけ大きく横にボールを動かせるようになりましょう。
そして、その後のツータッチ目は狙った位置にまっすぐ蹴り、すかさず自分も相手の脇を通り抜けていければ完璧です!
ダブルタッチまとめ
フットサルでよく使われるドリブルテクニック『ダブルタッチ』、タイミングやコツは理解できましたか?
もう一度以下にポイントまとめておきます。
ダブルタッチのポイント
- 左右どちらかのインサイドでボールを横(もしくはやや斜め)に転がす。
- 「ト、トン」というリズムを意識して行う
- 横にずらしたファーストタッチの幅が広ければ広いほど○
- すかさず逆足で前にボールを蹴りだし
- 自分も相手の脇を通り抜ける
「これからマスターするよ!」という方は、はじめから上手くやろうとしなくていいので、まずはゆっくり大きくボールを動かしながら、ツータッチのポイントを押さえた練習をしてみてください。
それが徐々に慣れてきたら、実際にディフェンダーと対峙した場面で思い切って使ってみてみましょう。
きっとあなたも華麗にディフェンスをかわせますよ!