フットサルの基本戦術エイト|パス回しや動きの基礎を身につける

戦術
Polina Zimmerman at Pexels

フットサルにおける選手の動き方戦術のひとつに、エイトという動きがあります。

エイトでは選手が入れ替わり立ち代りポジションチェンジを行い、ボールキープしたりチャンスメイクしたりします。

フットサルおける選手の動き方の戦術は他にもありますが、その中でもエイトは超基本的な動きになりますので、この機会に覚えてチームで練習しましょう。

ポイントはボールをパスした選手が前方や後方に抜ける動きをするということです。

エイトの基本を押さえよう

エイトではフィールドプレーヤー4人全員もしくはピヴォを除く3人がコート内でパスを回し合いながら動きます。具体的は相手のゾーンディフェンスをパス回しで崩したり、ピヴォに当ててチャンスを作ったりしたい時に使います。

ただ、口では簡単に説明できてしまいますが、エイトの動きは狭いコートでスペースを見つけてボール回しをしなければいけないフットサル特有の動きなので、細かいことは実際の選手の動きやパス回しを見てイメージすることから始めましょう。

以下は3人でエイトの動きを使ったパス回しを練習している動画です。中央でパスを出した選手が前方に大きく駆け上がっているのがわかると思います。

選手の動き方【図解】

エイトの動きは何となくイメージできましたか?
まさに8の字を描くようにクルクルとポジションチェンジをしていたと思います。

エイトの動きイメージ図

少し分かりにくかった方のためにもう一度1つ1つの動きを確認していきます。

ステップ1 味方にパスを送る

ボールを持った選手から

パスを出すイメージ1

パスを出します。

パスを出すイメージ2

ステップ2 スペースに走る

はじめにパスを出したAはBを追い越すように斜め前に抜けていき、パスをもらったBは、もともとAが居た位置までドリブルします。

ステップ2イメージ図

ステップ3 Bが空けたスペースにAがポジションを下げます。

こうすることで絶え間なくパスコースの選択肢を増やすことができます。

ステップ3イメージ図

ステップ4 反対側も同じようにいきます。

先ほど中央にドリブルしてきたBから今度は逆サイドのCにパスをします。

ステップ4イメージ図

ステップ5 パスを出した直後に斜め前のスペースに動きます。

それと同時にCは、もともとBの居た位置にドリブルします。

ステップ5イメージ図

ステップ6 さっきと同様、BはCの居た位置にラインを下げます。

ステップ6イメージ図

以上でエイトの動きは完成です。あとは動画のように反復練習をして淀みなく動けるようにしていきましょう。

最後にもう一度エイトの動きを確認しておきましょう。

ただボールを回すだけではありません。パスを持っていなくても必ずスペースに動くように心がけましょう。

そうすることでボールキープしている味方のパスコースは限定されにくくなり、また頻繁に動くことによってマークを外したりすれば攻撃のチャンスを作り出すことができます。

エイトイメージ

エイトの使いどころ

エイトの基本的な動きは覚えましたね?そしたら次は実際に試合の中で、どのようなタイミングでエイトが使われているか見ておきましょう。

先ほどの練習動画のようにきれいにボール回しをすることはほとんどなく、また形やローテーションパターンも若干違います。それでも基本はエイトの動きが随所にありますから、そこに注目しておきましょう。

特に前にボールを運びたいとき、または相手のディフェンスを崩そうとしているときに使われています。

◆フットサル スペインリーグ動画

エイトの動きを練習しよう

今回はフットサルにおける基本的なフォーメーション戦術、そしてパス回しの基本となるエイトという動きを解説してきました。

何度も述べていますが、エイトではいかにボールを持たない選手がスペースに動けるか?また、いかに相手のプレッシャーを避けながら前にボールを運ぶのか?が重要です。

試合で使い物にするためには日頃からフォーメーションを意識しすぎず、自由に動き、その中でエイトの動きを取り入れてみるといいでしょう。

またエイトはチーム全体の連携やパスワークも重要です。一長一短で身につくような戦術ではないので、やり込むことも意識しながら練習しましょう!

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